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多事漕論

大阪市立大学ボート部 公式ブログ ~from漕手andCOXandマネin桜ノ宮~

全日本選手権を終えて〜そして引退へ。

ボートの日誌


こんばんは。

2016/11/10〜13の全日本選手権 男子舵手付きフォアでストロークを務めてました、
4年生の松井亮介です。

おそらくこれが私にとって最後の多事漕論の更新になるでしょう。


自分のためにも、後輩達のためにも、
また今大会応援してくださった皆さんのためにも、自分目線で振り返ってみます。






結果から言います。
3位。銅メダルでした。



昨年の準優勝に比べると、数字だけを見ると劣っていますが、
優勝を目指し、
最後の最後、決勝のレースアップまで進化を求め、
チャレンジし続けた結果です。


満足はしていませんが
意義のあった3位だと感じています。






9月末にインカレが終わり、
対校エイトメンバーであった同期の島と渡瀬が諸事情で先に引退しました。

大阪市立大学ボート部としては
インカレを最後に代替わりをすることとなり、
私は主将のポジションではなくなりました。

そして全日本選手権が新しい代での最初の試合で、
フォアのメンバーは
4年生の私と元副将渡邊
3年生の新主将梅田、新副将戸田・福井
の5人でした。

間違いなく、新シーズンの大事な一歩となる試合。

2000mエルゴトライアルベストの平均は6:31(昨年は6:36くらい)。


そういった
同期の引退や立場の入れ替わりに対する戸惑い、
昨年以上の成績は残さないとという使命感
がいつもとは違うプレッシャーでした。





桜ノ宮での4週間の練習。

2000mトライアルでは昨年度桜ノ宮ベストタイム6:20を上回る6:17を記録した。

今思うと、手応えを感じつつも、スピードやタイム、全日本の出漕クルー等を見てどこかに安堵や余裕を持ってしまっていたと思う。


故に、戸田入りしてからは「このままいけば大丈夫だ」と更に上を目指す気持ちが薄かったと思う。



【1日目-予選】

4着。
自分たちのパフォーマンスを全然発揮できず、自分たちの現状をまざまざと見せつけられた。
全体タイムは6位。
「このままではいけない」とシートチェンジもあって、気を引き締め直した。



【2日目-敗者復活戦】

「相手に勝つ」ことをゴールにしてしまったが故に、勝ったもののまだ自分たちのパフォーマンスではなかった。
全体タイムは1位。




【3日目-準決勝】

「いつも通り、練習通り。
目標・目的をぶらさない」

これがようやくできたのが準決勝。

第1Qが速くない現状を認め、
練習と同じタイム推移の中で、ベストを狙う。

結果は2着で決勝へ。

全体タイムは2位。



【4日目-決勝】

せっかくなのでメモ帳にあったいつも前日に決めているタイムスケジュールも載せておきます。
■2016/11/13 日曜日 決勝
▽フォア
6:00 起床
6:30〜7:15 練習
7:30 朝食
11:00〜 タイム分析ミーティング
〜11:30 軽く昼食
12:30 着替え
12:40〜12:50 ミーティング
13:00 締め確認
13:10 ブラタイ、ストレッチ
13:30 蹴り出し
14:20 決勝4レーン



自分たちのパフォーマンスを発揮することがようやくできたからこその、次のステップ。

優勝するための、S台大学との差8秒。
中でも、第1Qでの6秒差。

準決勝の良かったところを最大限に引き出す大幅な修正を決勝の日の朝練習で取り組んだ。

かなり手応えはあったし、まだ成長できることが何よりも楽しかった。

昨年の全日本の大会期間中に身につけた「翼のようなキャッチ」よりも良い感覚だった。

決勝のレースアップも取り組み続け、5週間の練習の中でも格別一番の艇の動きで、めちゃくちゃワクワクした。

あの感覚は、これからも忘れないだろうし、忘れたくない。
誠に勝手ながらここに記しておきます。
参考にしないでください。


コンセプト「力むな、はやるな、ためらうな」
⇒一年の時に加古川エイトで教わった「長く・強く・まっすぐに」のネクストフェーズ版。フレーズはバガボンドの胤舜のセリフより。

力むな=腕肩超絶リラックス、出力8割くらいのイメージ。
はやるな=ドライブ急がない。じっくりと。
ためらうな=エントリーしてからの反応。遠慮せずにグッとかけて、フィニッシュまでズバッといく。


イメージ)
準決勝のコンスタントのリラックス感+
ラストスパートの思い切り
↑体重を目一杯乗せる、大きく、ダイナミックに、艇がピッチングするくらい、艇が跳ねる』



冒頭でも述べたが、結果は3位。
結局、優勝したS台大学に10秒も空けられた。

ただ、最後まで成長しようとし、トライしてみた結果なので後悔はしてません。

ラストレースでしたがまだ改良の余地があるな、と手応えを感じました。
まだまだ伸びしろありそうです。笑







と、簡単にハイライトしてみました。

今大会改めて気づかされたこと、

「遠慮はいらない」
特にコーチや一緒に乗っているメンバーには本音をぶつけるべきです。どんなエゴでも共有することでブラッシュアップされるし、どんどん自分の弱いとこを見せること。

「誰とでも対等な関係」
先輩、後輩、コーチの方。誰であっても艇を進める上では対等です。ちょっとでも引け目や上から目線になると、艇は走らない。

「進化するかどうかは自分が目指すか目指さないか」
やっぱり成長しないと面白くありません。しかも、どんなに短期間・ちょっとしたことでもやろうと思えば案外できちゃったりします。
それがワクワクにつながります。


4年目にもなって、まだまだ当たり前のことができてないことを実感しました。



それと、もう1つ。
準決勝直前に色々考える機会もあり、特に後輩達に伝えたいことがあります。


私は、結果は追い求めるべきだと思います。
「過程が大事」「結果は二の次」という意見もありますが、
結果にこだわる、勝利にひたむきになるからこそ良い過程が生まれると思います。
その結果、勝っても負けても良い過程、良い経験を得ることができます。
負けたら意味がない、ということではありません。
勝利を目指し、努力し続けることに意味があります。

スポーツはやはり「勝利」が重要な目的です。
特にボート競技は数字ではっきりとそれを示します。「お前の実力はこれだ」「ライバルとの差はこれだけだ」と。

今年のリオオリンピックの男子シングルスカルなんて、
1着と2着が全くの同タイム6:41.34なのに
わざわざスロー動画を見て、100分の1以下の差を測る。そして30cmくらい先にゴールしていた方を勝利とした。
スポーツはそこまではっきりと勝敗を分けるんです。
つまりそれだけ勝利に意味があるのです。


私は目の前の勝利や目標にがむしゃらに頑張ることが大切だと思っています。
私の場合、視野が狭くなって途中でゴールをぶらしてしまったり、
結果に振り回されて感情も揺さぶられるのが良くないとこですが、
目の前のことを1つ1つクリアしていくのは大事です。
「次も頑張ろう」と思えるし、1つずつでも上達する楽しさ・本気で取り組む楽しさがある。

飲み会とかでみんなでワイワイするような楽しさとは別に、そういう楽しさを求めていってほしい。

例えるなら
数学で解けなかった数式が解けるようになる、
英語で読めなかった文章が読めるようになる、
クラスメートと文化祭の劇を何ヶ月もかけて準備して本番で成功を収める
とかですかね。


その快感を身体で覚えてしまうと、
どんどん上手くなるし、強くなります。


ちょっとずつでも、それを積み重ねていけば
いつの間にかめっちゃ強くなってます。

全日本の舞台でも活躍できます。

そう遠い世界じゃありません。



目の前のこと1つ1つに全力で取り組んでください。

今日のエルゴで1秒でも、1本目だけでもいいからベストを狙う。
アプローチは人それぞれですが、何もなしにエルゴの前に座ってしまうとただただしんどいだけの面白くない練習になります。

今日の乗艇で、何か1つだけでもいいから「これ良い感じやん!」という感覚を掴む。
1回の2時間の練習で2000本も漕ぐのに、1つも収穫がないのはもったいないです。色んなことを試していたら絶対糸口が出てきますし、発見できるとすごく楽しいです。

そしてその感覚は絶対に忘れない。先ほど私が書いたような、他人からしたらよく分からない表現でもいいです。要は、自分の言葉にして自分のものにすることが重要です。


良い練習ができれば、疲労感も心地よいもので、また次の練習も頑張ろうと思えます。

だから、その分しっかり休もう、遊べる時に遊ぼうと考え、メリハリのある生活リズムが生まれます。

良いリズムだと、当然ベストも出やすくなる。
どんどん好循環になっていきます。




やった分だけ、成果がすぐに現れるのがスポーツの厳しいところであり、楽しいところです。



ボート競技はそれが特に分かりやすい。



そんなボート競技が私は大好きです。










ボートに、たくさんのことを学びました。
この5週間だけでも気づきだらけでした。



4年間、市大ボート部でやってきて良かったです。

この環境だからこそ、1年生の時から納得いくまで思う存分に漕ぐことができました。
本当に幸せな時間でした。

皆さん、温かく見守ってくださり、本当にありがとうございました。



めっちゃくちゃ楽しかったです!!!




大阪市立大学ボート部
2016年度主将 松井亮介



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